約一年続いた小鍛冶邦隆先生(東京芸術大学作曲科名誉教授)のバッハ講座「平均律第1巻」が終了し、今年になって「平均律第2巻」が始まりました。
平均律1巻も深い解釈で素晴らしかったのですが、2巻になると深さと複雑さのレベルが違ってきたように思います。
時代的にも1巻と2巻の間には何十年もの隔たりがあります。
そして音楽史的にも対位法的なバロック時代から和声的な古典派の時代へ近づいていきます。
バッハの時代には、ピアノという楽器は存在しませんでした。🎹
当時の鍵盤楽器はオルガンとチェンバロです。
ですから、平均律曲集にもいかにもチェンバロ風な曲やオルガン風な曲があります。
弾いてみると、チェンバロの軽快な音色が聞こえてくるような曲や、教会のパイプオルガンの迫力のある響きが想像できる重厚な曲などがあって、楽しくなります。(*'▽')
小鍛冶先生の解説で、バッハの曲にはグレゴリオ聖歌がよく用いられており、キリスト教を省いては解釈が出来ないことが良く分かりました。✞
短調の重苦しい曲は、キリストの磔刑を表現したものが多く、敬虔なクリスチャンだったバッハの宗教観が垣間見られます。
また、子だくさんだったバッハが、子どもたちの音楽教育の為に作曲のお手本を見せたり、鍵盤楽器が上手く弾けるようになるための色々な指遣いのパターンを示して練習させようとしていたり、意図が分かると練習にも熱が入ります。✊
このバッハ講座では、作曲科の先生ならではの、他では聞けない知識や解説を聞くことが出来て、本当に勉強になります。
本当にいつまでもお勉強ですね😊幾つになっても知らないことが沢山あります(^^♪
小鍛冶先生のバッハ講座では、同時にピアニスト中井正子先生のピアノの具体的なテクニックの解説も学べるので、「知の宝庫」と言えます♫
学んだことは、即ピアノ教室のお弟子さんたちに伝えることが出来ますので、バッハの解説とテクニックに詳しくなれたことは嬉しい限りです。
2巻までしかない平均律のこの講座を最後まで楽しんで、深い知識と役立つテクニックを身に付けることが今年の大きな目標になりました(^▽^)/