昨年のショパンコンクールで3位に輝いたガルシア・ガルシア氏に続いて、反田恭平氏と2位を分け合ったアレクサンダー・ガジェヴ氏のピアノ・リサイタルに行ってきました。
ガジェヴ氏は、とても音楽を深く追求するタイプの方で、哲学にも造詣が深く、その特性が存分に発揮された素晴らしいコンサートでした。
二階席の後ろの方で聴いたのですが、隅々まで氏の繊細な音色と息吹が感じられて、深い音楽の世界に引き込まれました。
前回のミューズ(音楽の神様)が舞い降りたような、ガルシア・ガルシア氏とは全く違ったタイプのピアニストで、世界のピアニストの色とりどりの個性派に圧倒されました。
判で押したような模範演奏の時代は過去の話だ、とつくづく実感しました。
😊ただいま、ソナーレピアノ教室も、個性を育てるレッスンをしております🎵
お手本を示す時に、中級以上の人に対しては、複数の弾き方を提案しております。
それぞれの音楽を体験してみて、自分で一番しっくりくるものを選ぶ方法です。
こうやって、自分自身の個性と感性を大切にしていただいております。
音楽とは自分で作り上げていくもので、それこそが醍醐味(だいごみ)で、楽しい瞬間なのだと伝われば、それこそが教える側の醍醐味です😊
かく言う私も、今も自分自身の個性の追求に、日々取り組んでおります。
それが生徒さんたちへの、豊かな提案に結び付くと確信しております😊