音楽の「スケール」とは、「音階」を意味します。
ド~レ~ミ~ファ~ソ~ラ~シ~ド~・・♪音階は誰でも知っていますよね♪
ピアノで弾くのは簡単そうですが・・実はとても奥が深いのです。
しかもハ長調だけでなく、全部で24種類の調があって、シャープ(#)やフラット(♭)が6つも付いていたりするんです(゚д゚)!
このスケールの練習を熱心にすると、鍵盤上での指の運びが滑らかになるだけでなく、調性(調を区別できる音感)が身に付いて音楽の表現力が格段に上がります。
同じ音階といっても、調(ハ長調、ヘ長調、ニ短調、ホ短調等々)によって色合いが違い、その調独自の雰囲気というものがあるのです。
だから調ごとに表現の仕方が変わって来るのです。
この違いが分かるように調性を身に付けるには、スケールの練習が一番です。
よく利用されるハノン(楽譜)では、スケール(音階)、カデンツ(和音)、アルペッジョ(和音を分散させて弾く奏法)の全調が載っているので、まとめて練習すると万能になります(⌒∇⌒)♪
練習の仕方も単に弾くだけでなく、練習の工夫の仕方では上級にも対応できます。
ピアニストの中井正子先生から「ピアノが速く上達できる秘伝のスケール練習方法」をたくさん聞いていますので、後日お話しできれば・・と思います。
モーツアルトにもベートーヴェンにもショパンにも・・・・すべての作曲家の曲にスケール、カデンツ、アルペッジョがふんだんに織り込まれていますので、この3種を攻略することが練習の基本とも言えると思います。
さて、このソナーレピアノ教室でもスケール、カデンツ、アルペッジョの練習に重点的に取り組んでおります。
スケールを始める時期もどんどん低年齢化しており、最近は初心者の指を整える練習代わりにハ長調のスケールを取り入れたりもしております。
小さい子どもでも、1オクターブが片手でスラスラと続けて弾けるようになると目を輝かせます。
「こうやって弾くのかぁ(⌒∇⌒)」と感動してくれます。
小さな指に無理は禁物ですが、できるところはどんどん進めたいですね。
そしてカデンツ(和音)をすらすらと全調弾けるようになれば、上級の曲の難しい和音も難なく弾けて暗譜もできるようになるでしょう。
それを見るのを楽しみにいつもコツコツの練習に付き合っております😊
今回は、ちょっと専門的なピアノのテニックのお話でした。