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🎵女性ピアニスト&男性ピアニストの弾き方に違いはあるのか?🎶

世界には素晴らしいピアニストが沢山存在します🎹

世界のピアノコンクールやコンサートを動画で見ると、弾き方にはあるていど時代的な流行りがあることが分かります。

その一方で、リストの時代から面々と受け継がれてきた素晴らしい奏法があることも事実です。

いくら興味があると言っても、世界中の演奏法をマスターすることは不可能ですので、複数の素晴らしい師に習った自己体験から演奏法について気が付いたことを書いてみます。

女性ピアニストと男性ピアニストには、弾き方に違いがあります

私が「ひっかき奏法」と名付けている、指先をひっかくように動かしてタッチと音色をコントロールする奏法があります。

この弾き方は、ピアノの魔術師と言われたリストから伝わった奏法だそうです。


このひっかき奏法の女性ピアニストと男性ピアニストからそれぞれ演奏法を習った経験があります。


お二人ともしっかりした指先のコントロールで、ppからfffまで多彩な音色と音量が自由自在で、とても素晴らしいピアニストです。

そして何といってもおふたりとも体幹がとてもしっかりしています。

つまり、ピアノを弾くための筋肉が半端ないんです。


女性ピアニストは、いつも背中の筋肉を自在に動かして弾いていることを触らせて教えてくれました。

(すごい!いつもこんなにモリっと意識的に、動かしていらっしゃるんですね😊)

男性ピアニストはいつも実演ですが、指以外は殆ど動かさずに、ありとあらゆる音色と音量を弾いて見せてくれます。

(いとも簡単に軽々と・・・難曲が簡単に見えてしまいます😊)


そして女性ピアニストは、手首の回転を上手く使って演奏します。

(手首が少し動くだけで、魔法の様に音色が溢れます😊)


男性ピアニストは、手首の回転を殆ど使わずに演奏します。

(何だかピアノの表面を撫でているだけで、自在な音楽が奏でられるのですね・・不思議です😊)

さてかくいう私はどちらの演奏法を取り入れればいいのでしょうか?

私の特徴は、お二人ほど体幹も指もしっかりしていないことです・・・(;´д`)トホホ

つまり、筋力が不足しているのです・・😥


こういう場合は、男性ピアニストのような「不動のひっかき奏法」を目指しても指や腕を痛めてしまうので無理です。

だから手首の回転を利用した女性ピアニストの奏法を目指す方が無難です。

そうやって少しでも体幹と筋肉量の不足を補えれば、良い演奏ができるようになると思います。


一般に、女性ピアニストと男性ピアニストは体の大きさや筋肉量が全然違うので、当然奏法も異なってくると思います。

やっぱり一般に、女性には女性にあった手首の回転を使った柔らかい奏法が向いているのでしょうね。(⌒∇⌒)



このことを幼い生徒たちに当てはめると、やはりあまり小さいころからしっかりと弾くことを求め過ぎてもいけないと思いました。

手の大きさと指の強さに見合った無理をさせ過ぎない弾き方で指導することの大切さを思います。

年齢によっても男女によってもそれぞれをしっかりと個別に注意深く見ていくことが大切ですね😊



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