ピアニスト中井正子先生の「インヴェンション講座」を受講してきました。
この講座では、特別な楽譜を使います。
小鍛冶邦隆先生(東京芸大作曲科教授)の詳しい分析と中井正子先生の運指&手引きの付いた画期的なハンナ版の楽譜です。
この講座から分かったのは、バッハは自分の子どもの音楽教育のために、インヴェンションの作曲に力を注いだということです。
子どもたちに色々なスタイルの作曲の見本を示すとともに、鍵盤楽器が上達できるように指の訓練に役立つ工夫がされています。
子だくさんの大バッハの、子どもたちに対する大きな愛情が感じられます。(⌒∇⌒)💛
その効果もあって、何人もの子供たちが著名な作曲家兼オルガニスト、ピアニストになりました。
バッハの時代(バロック時代)の曲は、「対位法」という「沢山の旋律が絡み合いながら和音の響きを奏でていく」方法で作曲されています。
今まで難解だった複雑な技法の色々なスタイルのことが、今回良くわかりました。
言ってみれば、初めて「バッハの気持ち」が垣間見えました😊🎶
さらに嬉しいことに、中井先生からこの難しいバッハ(対位法音楽)の上達のための意外な秘訣も伝授されました。
「バッハは難しい」というイメージがあって、「食わず嫌い」ならぬ「弾かず嫌い」の人を時々見かけますが、この楽しい方法を伝えていきたいです。
そしてクラシックの基礎とも言えるバッハの音楽の、楽しさや素晴らしさを味わっていただけたら・・と思います。
小鍛冶先生、中井先生、ありがとうございます。